architect:Takeshi Kobayashi


 敷地面積56u(17坪)の極小住宅である。 いままでの経験だと17坪あれば、そこそこの住まいが建てれると考えていたが、この計画地は違う。なぜならば容積率80%であるため、延べ床面積が45u(13坪)しか確保出来ないからだ、5人で住む為、一人当たり9uの計算になる。玄関、階段、トイレや浴室を含んでの面積である。元々この敷地に住まわれていたクライアントの建物を初めて見た時の衝撃は今でも忘れない。クライアント自らが増築を重ね闘いながら、この地に住まわれていたからである。

なんとかこの地に豊かに住まう事が出来ないか設計者として格闘した。床面積は法的に決められてしまうので最大体積が確保出来る計画とし、光や風の導入や視線の抜けに工夫を凝らしている。
きっとクライアントは今も闘いながら住まわれているだろう・・・・。こんなに勇気を戴いたクライアントは他にはいない。

専用住宅
W造・F2
延床:45.40u
東京都世田谷区

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